箸ぞうくんⅡは、下の画像のように、箸と箸がジョイント(接合用部品)で、繋がっています。箸先の内側は、平らになっています。また、何も力を加えない状態だと、ピンセットのように、開いたままです。
箸と箸がジョイント(接合用部品)で繋がっていますので、「箸ぞうくんⅡ」を握る力さえあれば、ジョイント(接合用部品)が、万が一、何らかの原因で外れない限り、普通のお箸のように、箸の片方が落ちるようなことは、ありません。
動画 ジョイント(接合用部品)で繋がってるので、お箸の片方だけもってぶら下げても、外れません。
そして、箸を持つ部分は、親指を載せるための突起と、人差し指を置き、中指で支えるための、ひれ状の突起があるので、お箸を楽に持つことができます。
また、お箸を更に楽に持てるようにと、下の画像の矢印のようにカーブを設けています。これにより、手(親指と人差し指の間の部分)とお箸が、密着しやすい様になるので、お箸を持った時に安定感が増します。
両方の箸先の内側が、平らになっていることや、ジョイント(接合用部品)部分にあるガイド機構により、手のマヒなどで、意図しない力がお箸に加わっても、箸と箸の先がずれることなく、ぴったりと引っ付く様になっています。
動画 お箸の接合用部のアップ、箸先、全体の動画です。ジョイント(接合用部品)部分に、ガイド機構がありますので、箸先がずれるようなことはありません。
以上のように、箸ぞうくんⅡは、構造上、人の手になじみやすいように、設計されていますので、持った時の安定感があります。また、ガイド機構がついていますので、箸先がずれないように、なっています。このことから、箸ぞうくんⅡは、自助具のお箸の中では、操作が簡単な部類に入ります。
下の動画は、実際に、箸ぞうくんⅡを使用して、食べ物をつまんだ時のものです。
コップを持って口元に運べる人なら使えます。
利き手では、自助具の箸は使えないけれど、箸を使って食事をしたいという思いから、箸ぞうくんⅡを非利き
手で持って使用される方もいらっしゃいます。
非利き手で、いきなり普通のお箸を使って食事をすることは、誰にとっても難しいことですので、そのようにされることがよくあります。
ただ、箸ぞうくんⅡは、右手用、左手用に分かれていますので、どちらの手を使うかを考えてから、選択するようにします。
特徴、構造
対象の病気、障害
適応
スペック
全長 :緑(20㎝)、赤色(19㎝)
重さ :34g
耐熱 :100℃
材質 :PBT樹脂、竹ステンレス、ウレタン、塗装漆粉(滑り止め)、シリコンゴム
その他:右用、左用あり。食器洗浄機、食器乾燥機に対応している。日本製。
「箸ぞうくんⅡ」以外にも自助具のお箸があります。特長や難易度も様々です。
画像 | 名称 |
箸ぞうくんクリアⅡ | |
箸ノ助 | |
楽々箸 | |
ソフトバリアフリー箸トング式 | |
箸ぞうくんⅡ |