一昔前までは、市販の自助具といえば種類が限られていて値段も高く、日本ではあまり浸透していませんでし
た。しかし、近年になって市販の自助具の種類や数が増え、値段も随分と安くなって来たため、日本でもかなり
市販の自助具が浸透してきました。
こういった状況は大変喜ばしいことですが、市販の自助具の種類が増えたばかりに、今度は自分(家族)がどの
自助具を選べばいいのか、自分(家族)にはどの自助具が一番あっているのかなどが分かり難くなっています。
私は作業療法士ですが、正直なところ現場には市販の自助具はほとんど置いてありません。経営的な問題からで
すが、なかなか豊富な種類のお試しの市販の自助具を置けないのが現状です。こういった現状が少しでも良くな
ればいいのですが、医療費の増大により年々診療報酬、介護報酬の単価が下がっていますので、今後もこの状況
は改善しないものと思われます。
また、現場で自助具を自作することはありますが、近年は市販の自助具の種類が豊富なり、いいものが増えたた
め、市販の自助具の購入を希望する人が増えています。そして、自助具は介護保険の適用ではありませんので、
少しでも値段を抑えるためにインターネットの通販を通して買う人が増えています。ただ、そういったサイトの
説明を見ても、本当にこの自助具は自分に合ってるのか分からずに、購入を躊躇される方もいらっしゃると思い
ます。
このような状況から、作業療法士の私ができるだけ実際に様々な自助具を購入してみて、作業療法士からの視点で、市販の
自助具を購入される方の為に、購入時の参考になるような詳細な説明記事を書こうと思い、このサイト「自助具
紹介部」を立ち上げました。
よろしければサイト「自助具紹介部」を自助具購入する際の参考にしてください。
(管理人 サラリラ)