脳梗塞や脳出血などで右半身が麻痺してしまった人で右手でお箸が使えなくなった人に聞かれることがありま
す。
「あなただったらどの自助具の箸を使う?」
って。
特に右手が自助具の箸を使えるまで回復した人じゃなく左手でもいいから箸で食事したいっていう人に。
昔に比べて自助具の箸の種類が増えてますし、麻痺していない方の手は自由に動きますから使える自助具の箸は
全てと言っても過言ではないので、最近の方がこの手の質問をされることが増えています。
「実は質問には深い意味があってみたいなことがあったらどうしよう」なんて思いますが、たいてい額面通りに
患者さんの発言を受け取ってそのまま正直に答えてます。
そのような質問をされたときは「利き手じゃないほうの手で使うのだったら箸ノ助ですかね。」って答えてま
す。
このサイトで自助具の紹介をしてるのでこのサイトでいろいろお調べになってる方は「楽々箸のほうが普通ぽい
じゃん」って思う方もいるかもしれませんが、私の場合はそばとかうどんとかひつまぶしとか定食屋の豚汁セッ
トとかそういった感じ食べ物が好きですし、そういった食べ物はどちらかと言えば雰囲気でご飯食べたい方です
ので迷わず「利き手じゃないほうの手で使うのだったら箸ノ助」って答えてます。
それに麻痺してない手で使う自助具といえど利き手じゃない方の手なので「楽々箸」に慣れるまでに時間かかり
ますしね。
とりあえずご飯食べるときくらいストレスを感じずに雰囲気を味わいながら食事したいですしね。
私の場合。
だけどこれは私の考え方であって本当に皆さん考え方は千差万別です。
なので、このサイトやブログでいろいろな自助具の箸を紹介していますが皆さんはご自身の好みや目的、自分の
理想とする生活スタイルなんかを考慮してお箸を選んでくださいね。
基本は自分がどうしたいかですもんね。
他人の意見を聞いておいた方がいい場合もあります。そこから得られるものもあります。
ただ、そういうものも参考にしながら最後は自分で決めるのがいいと思いますしね。
それで、このサイトでは今現在4種類の自助具の箸を紹介しています。
最近いろいろな自助具のお箸を見かけるようになりましたが特徴、構造、見た目など大まかにタイプ分けをする
ならこの4種類で、どれも同タイプの中の代表的なお箸ばかりです。
作業療法士のいる身障系の病院や施設なんかではこの中の2種類以上は練習用として置いてあると思います(事務
所がなかなか練習用の自助具の箸を買ってくれないところもあるみたいですが)。
このサイトでは実際手に取って自助具の箸を試すことはできませんが様々な角度から自助具の箸に関する記事を
詳しく書いてますのでよろしければ参考にしてください。