画像1 ソフトバリアフリーはしトング式箸(木目)
画像1のように「ソフトバリアフリーはしトング式箸」はトング型のお箸です。
箸を持ちやすくするために箸を持つ部分は波型グリップになっています。
また、箸先は滑り止めの工夫が施されているために食べ物をつまみやすい構造になっています。
画像2 ソフトバリアフリーはしトング式箸(木目)
画像2は「ソフトバリアフリー箸トング式」を上から撮影した画像です。実際に持つと画像2のようになります。
画像3 ソフトバリアフリーはしトング式箸(木目)
画像4 ソフトバリアフリーはしトング式箸(木目)
画像3のように箸先を指でつまみ画像4のように指を離すと箸先が開く構造になっています。
このことから手指を伸ばすのが若干苦手な人や手の指を開くのが少し苦手な方にも使いやすいいお箸です。
ただ、ソフトバリアフリー箸は「箸ぞうくんⅡクリア」、「箸ノ助」、「楽々箸」のように箸ずれ防止のガイド
機構や金具等が備わっていないために箸の操作中に指に力が入る過ぎると箸先がずれてしまいます。
以上のことから自助具の箸の中では一番箸の操作が難しい部類に入ります。
いずれ普通の箸で食べたいと思っている人が箸操作時に力が入っていないかチェックしたい、最近普通のお箸を
使うのが苦手になってきたけれど他の自助具の箸のように大げさなものは使いたくないという人に向いている箸
でしょう。
① 脳卒中などによるごく軽度の半身マヒの人
② 軽度のリウマチの人
➂ 手指の欠損やその他疾患によって手に軽度の障害がある人
④ 高齢などによる軽度の手の障害により普通のお箸が使いづらくなってきた人
画像6
画像7
テストとしては画像6のような少し太めのボールペンをつまんで画像7のようにペン立てや紙コップに入れるこ
とができる人なら使うことができるでしょう。ただ、このテストができても脳卒中などによるマヒなどで手に力
が入りやすい人にとっては「ソフトバリアフリー箸トング式」の操作が難しく感じるかもしれません。そのよう
な人は箸先が「ソフトバリアフリー箸トング式」より箸先がずれ難い「楽々箸」を選択するのも1つの手です。
また、あまり失敗することなく食事を楽しみたいのであれば「箸ぞうくんクリアⅡ」や「箸ノ助」を選ぶといい
でしょう。
「箸ぞうくんⅡクリア」、「箸ノ助」、「楽々箸」同様にマヒしていない非利き手でもいいので箸で食事をした
いという思いからこの箸を使われる方がいらっしゃいます。
ただ、マヒしていない利き手ではないほうの手で上手に食べられるようになるには比較的操作のしやすい「箸ぞ
うくんⅡクリア」や「箸ノ助」に比べると時間がかかりますので選ぶ際は注意してください。
「箸ぞうくんⅡクリア」や「楽々箸」の説明の所でも申し上げていますが、日本文化の中で生まれ育った方であ
るならば食事にもよりますが箸で食べないと味気ないものがありますね。
病気や事故で障害を持たれた方も体が不自由になっただけでそのような感覚は健常者の方と同じです。
画像8 (感性は人それぞれですがお箸で食べないと味気ないものってありますよね。)
ただ、もう1度利き手でお箸を使って食事をしたいという思いの強い人に周りに麻痺していない利き手で自助具の
箸を使っているからといって無理に自助具のお箸を進めないでくださいね。
リハビリの進め方、生活スタイルは人それぞれですので出来るだけ対象者の方の気持ちを尊重してあげてくださ
いね。
画像9 (リハビリの進め方は人それぞれです。)
特徴、構造
対象の病気、障害
適応
スペック
全長 :20.5㎝
色 :赤、紺、木目
重さ :16ℊ
材質 :ABS樹脂
耐熱温度:70℃~-20℃
その他 :左右兼用。食器洗浄機機、食器乾燥機に対応していない。塩素系漂白剤の使用や煮沸消毒禁止。
「ソフトバリアフリーはしトング式箸」以外にも自助具のお箸があります。特長や難易度も様々です。
画像 | 名称 |
箸ぞうくんクリアⅡ | |
箸ノ助 | |
楽々箸 | |
ソフトバリアフリー箸トング式 | |
箸ぞうくんⅡ |